2018年06月22日
静岡県菊川市◆常葉美術館≪まど・みちおのうちゅう≫
常葉美術館で開催されている≪まど・みちおのうちゅう≫観覧のため、静岡県菊川市へ。

その作品群から、哲学的、数学的、物理的、音楽的・・・相反するかのようないくつかの要素が一体となってまど・みちおの身体にある、ある種の『知の巨人』とも言うべき印象を持った。その詩や絵画に接し、まどさんの経歴やご本人の言葉を得るにつれ、慕わしく共感度が増していく。それは、私がまどさんと近い人間性であるからではなく、私の持ちものがまどさんの内面にあるほんのごく一部と共通しているように(私が)感じたに過ぎない。ここで見た作品全体から得られる雄大な人物像に圧倒されたし、そのありのままの強さや大きさが多くの方々の共感を集め、愛されるのだろう。表情(写真)からは自身への厳しさと他者へのやさしさが垣間見えるよう。作品に対峙すると、前述したような様々な要素が私の中を交錯し制御不能、宇宙を彷徨っているような感覚になる。
今回展示されていた、いくつかの詩は合唱曲として過去に出会っていた。このような言葉を申し述べる立場にないことは承知しているが、まどさんの詩は平易でわかりやすく、しかし、隙がない。言うに及ばず完成度は高く、それ自体で完結しているので、これらに付曲するということは、とてつもない仕事なのだろうとこわくなった。ある角度から捉えると、作品と演奏家の関係と同様に、詩人と作曲家の関係もそれに近いのではないだろうか。日頃『うた』の近くにいる私にとって避けては通れない≪まど・みちおの世界≫だった。
菊川市は「深蒸し茶発祥の地」ということで、日本茶専門店「サングラム・カフェ」へ。私は浅蒸し茶をいただきました。深蒸しの本場なのに・・・。




その後、『菊川文化会館アエル』をぶらりと見学。コープマンのチラシも置いてありました。(ありがとうございます)


『応声教院』斉衡2年(855年)比叡山の名僧茲覚大師により、文徳天皇の勅願所とする天台宗天岳院として創建されたそう。朱塗りの山門は国の重要文化財。「お茶地蔵」があるなど、なかなかと独特な風情でした。





その作品群から、哲学的、数学的、物理的、音楽的・・・相反するかのようないくつかの要素が一体となってまど・みちおの身体にある、ある種の『知の巨人』とも言うべき印象を持った。その詩や絵画に接し、まどさんの経歴やご本人の言葉を得るにつれ、慕わしく共感度が増していく。それは、私がまどさんと近い人間性であるからではなく、私の持ちものがまどさんの内面にあるほんのごく一部と共通しているように(私が)感じたに過ぎない。ここで見た作品全体から得られる雄大な人物像に圧倒されたし、そのありのままの強さや大きさが多くの方々の共感を集め、愛されるのだろう。表情(写真)からは自身への厳しさと他者へのやさしさが垣間見えるよう。作品に対峙すると、前述したような様々な要素が私の中を交錯し制御不能、宇宙を彷徨っているような感覚になる。
今回展示されていた、いくつかの詩は合唱曲として過去に出会っていた。このような言葉を申し述べる立場にないことは承知しているが、まどさんの詩は平易でわかりやすく、しかし、隙がない。言うに及ばず完成度は高く、それ自体で完結しているので、これらに付曲するということは、とてつもない仕事なのだろうとこわくなった。ある角度から捉えると、作品と演奏家の関係と同様に、詩人と作曲家の関係もそれに近いのではないだろうか。日頃『うた』の近くにいる私にとって避けては通れない≪まど・みちおの世界≫だった。
菊川市は「深蒸し茶発祥の地」ということで、日本茶専門店「サングラム・カフェ」へ。私は浅蒸し茶をいただきました。深蒸しの本場なのに・・・。




その後、『菊川文化会館アエル』をぶらりと見学。コープマンのチラシも置いてありました。(ありがとうございます)


『応声教院』斉衡2年(855年)比叡山の名僧茲覚大師により、文徳天皇の勅願所とする天台宗天岳院として創建されたそう。朱塗りの山門は国の重要文化財。「お茶地蔵」があるなど、なかなかと独特な風情でした。



