2014年11月25日
東駿河混声合唱団第8回演奏会「ヘンデル:メサイア」
東駿河混声合唱団第8回演奏会「ヘンデル:メサイア」を聴きに伺いました。
恥ずかしながら小泉ひろし先生の指揮するメサイアに接するのはこれが初めて。座席に着いてプログラムを見ると、管弦楽の錚々たるメンバーにびっくり、いやがうえにも期待が高まります。
コンサートプログラム(左)/終演後、西由起子さんと(右)


第1部が始まってすぐに引き込まれてしまった。私にとって自然に、まったくストレスなく音楽が進んでいく、ステージ上から何かをしようという恣意的なものを感じない。虚飾を排した高潔な演奏であり、音楽が今生まれているかのような生き生きとした表現が続く。それは何とも言えないあたたかさと厳しさの共存した世界でした。
これらは指揮者である小泉先生が創り上げたのだと感じた。音楽そのもの、作品そのものを見つめるその姿勢は孤高の信念と峻厳さが聳え立っているかのよう。そして、その棒に応える管弦楽の凄いこと、作品と共にある様式感が見事に創られ、溢れるように客席に伝わってくる。合唱もその空間に遜色ない落ち着いた歌唱で、素朴なイギリスの聖歌隊のような趣もある。特筆すべきはソプラノの西由起子さん。余分な力は皆無、詞の内容を過不足なく伝え、音楽に対して謙虚、誠実で、慈しむようにひとつの音を大切に奏でていく、その高貴な佇まいと清らかな歌は安心して身を委ねられる説得力に満ちていました。
長大な作品ですが最後まで演奏が弛緩することはなかったのは、やはり小泉先生の指揮によると確信する。“アラ”を探そうと思えばいくらでも見つけることのできる演奏だったかもしれない。しかしそれらをも包み込むほどに輝くばかりの成果が確かに存在した。作品に寄り添った解釈の大切さを感じつつ、客席の私たちは作品との深い一体感の中に浸ることができた。すばらしい体験であった。私たちは作品の姿が見える、そういう演奏を常に求めている。
東駿河混声合唱団創団10周年記念/第8回演奏会
ヘンデル:メサイア
指揮:小泉ひろし
ソプラノ:西由起子/カウンターテナー:上杉清仁
テナー:中嶋克彦/バス:星野聡
合唱:東駿河混声合唱団(合唱指揮:芹澤卓弥)
管弦楽:東駿河ハレルヤコンソート
2014年11月24日(月祝)14:00開演
長泉町文化センター ベルフォーレ 大ホール
恥ずかしながら小泉ひろし先生の指揮するメサイアに接するのはこれが初めて。座席に着いてプログラムを見ると、管弦楽の錚々たるメンバーにびっくり、いやがうえにも期待が高まります。
コンサートプログラム(左)/終演後、西由起子さんと(右)


第1部が始まってすぐに引き込まれてしまった。私にとって自然に、まったくストレスなく音楽が進んでいく、ステージ上から何かをしようという恣意的なものを感じない。虚飾を排した高潔な演奏であり、音楽が今生まれているかのような生き生きとした表現が続く。それは何とも言えないあたたかさと厳しさの共存した世界でした。
これらは指揮者である小泉先生が創り上げたのだと感じた。音楽そのもの、作品そのものを見つめるその姿勢は孤高の信念と峻厳さが聳え立っているかのよう。そして、その棒に応える管弦楽の凄いこと、作品と共にある様式感が見事に創られ、溢れるように客席に伝わってくる。合唱もその空間に遜色ない落ち着いた歌唱で、素朴なイギリスの聖歌隊のような趣もある。特筆すべきはソプラノの西由起子さん。余分な力は皆無、詞の内容を過不足なく伝え、音楽に対して謙虚、誠実で、慈しむようにひとつの音を大切に奏でていく、その高貴な佇まいと清らかな歌は安心して身を委ねられる説得力に満ちていました。
長大な作品ですが最後まで演奏が弛緩することはなかったのは、やはり小泉先生の指揮によると確信する。“アラ”を探そうと思えばいくらでも見つけることのできる演奏だったかもしれない。しかしそれらをも包み込むほどに輝くばかりの成果が確かに存在した。作品に寄り添った解釈の大切さを感じつつ、客席の私たちは作品との深い一体感の中に浸ることができた。すばらしい体験であった。私たちは作品の姿が見える、そういう演奏を常に求めている。
東駿河混声合唱団創団10周年記念/第8回演奏会
ヘンデル:メサイア
指揮:小泉ひろし
ソプラノ:西由起子/カウンターテナー:上杉清仁
テナー:中嶋克彦/バス:星野聡
合唱:東駿河混声合唱団(合唱指揮:芹澤卓弥)
管弦楽:東駿河ハレルヤコンソート
2014年11月24日(月祝)14:00開演
長泉町文化センター ベルフォーレ 大ホール