2015年08月01日

『英国歌曲の系譜を辿る~victorian project vol.1』スタート!

「英国歌曲の系譜を辿る~victorian project vol.1」満員の素晴らしいお客様をお迎えし、シリーズ第1回を最高のかたちでスタートすることができました。ご来場いただいたお客様、ご支援ご協力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。

ヴィクトリア女王治世下18世紀半ばに始まった「産業革命」はイギリスの音楽界にも大きな影響を及ぼしました。自宅にピアノを置き、家庭内で身近に音楽を楽しむ「家庭音楽」が流行したのです。中でも当時人気を誇ったアマチュア演奏家向けの歌曲「バラッドBallad」のコンサートが数多く開催され、楽譜の制作・出版も隆盛を極めました。「バラッド」は“アマチュアのための作品”として発展しましたが、作品のレベルは多種多様で、芸術歌曲と遜色ないような曲も数多く存在します。今回は、そんなバラッドの名品や創成期の芸術歌曲を、声種の異なる3名の声楽家による演奏でご紹介いたしました。

アンコール前
『英国歌曲の系譜を辿る~victorian project vol.1』スタート!

リハーサル
『英国歌曲の系譜を辿る~victorian project vol.1』スタート!

会場の様子
『英国歌曲の系譜を辿る~victorian project vol.1』スタート!

英国歌曲の系譜を辿る~victorian project vol.1
2015年7月31日(金)19:00開演
東京建物八重洲ホール

歌:佐竹由美[S]/中巻寬子[N]/辻裕久[T]
ピアノ:なかにしあかね

James L. Molloy (1837-1909) 
 Love's old sweet song-懐かしき愛の歌[N]
Michael W. Balfe(1808-1870)
 Come into the garden, Maud-庭園へおいで、モード[S]
Henry R. Bishop(1786-1855)
 Home, sweet home-埴生の宿[T]
 Take, o take those lips away-取り去りたまえ その唇を[T]
 Lo! Here The Gentil Lark-見て!ほら優しいヒバリが[S]
Samuel Liddle(1868-1935) 
 Abide with me-ともに留まりたまえ[N]
Henry Leslie(1822-1896) 
 Annabelle Lee-アナベル・リー[T]
John Blockley(1800-1882)
 List to the convent bells/修道院の鐘の音を[S, N]

Arthur Sullivan(1842-1900) 
 Where the bee sucks-蜂の蜜吸うところで[T]
 Orpheus with his lute-リュートを持つオルフェウス[S]
 The lost chord-失われた和音[N]
C. Hubert H. Parry(1848-1918)
 Lay a garland on my hearse-我が棺に花冠を捧げたまえ[T]
 Weep you no more, sad fountains-泣くな 悲しみの泉よ[T]
Charles V. Stanford(1852-1924)
 The fairy lough-妖精の湖[N]
 A soft day-やわらかな日[N]
Liza Lehmann(1868-1918)
 The Lily of a Day-一日の百合の花[S]
 The Wren-ミソサザイ[S]

アンコール 
なかにしあかね 編 [S, N, T]
 Londonderry Air~Danny Boy/ロンドンデリーの歌~ダニーボーイ

『英国歌曲の系譜を辿る~victorian project vol.1』スタート!



Posted by シン・ムジカ - 蓑島音楽事務所 at 10:34│Comments(0)
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