2017年02月20日
開催報告≪作曲家の庭9信時潔≫
2月18日(土)&19日(日)に東京と静岡で開催された「作曲家の庭9信時潔」は好評のうちに終了いたしました。ご来場くださったお客様、ご支援ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
念願であった『信時潔作品による演奏会』を生誕130年という記念年に開催することができたのも、小川明子さん、山田啓明さん、居﨑圭さんというすばらしい演奏家との出会いがあってのことです。心からの感謝を申し上げます。そして、今回信時作品をとりあげ、接していく中で、≪作曲家の庭≫シリーズの今後にたくさんのアイディアや助言をいただいたと感じています。ご期待ください。
●東京公演(巣鴨教会)
●東京公演の昼食は、巣鴨教会近く『魚豊』の焼魚弁当でした。
●静岡公演(江﨑ホール)
●終演後の記念写真
●そして、金目鯛の煮付・・・
シン・ムジカコンサートシリーズvol.2
作曲家の庭9 信時潔(1887-1965)
~生誕130年記念~
【東京公演】
2017年2月18日(土) 14:00開演
巣鴨教会
【静岡公演】
2017年2月19日(日) 14:00開演
江﨑ホール
アルト:小川明子
ピアノ:山田啓明/居﨑圭*
歌曲集『沙羅』1936
一.丹沢/二.あづまやの/三.北秋の
四.沙羅/五. 鴉/六.行々子
七.占ふと/八.ゆめ
歌曲集『小倉百人一首より』1920-22,1928
一. 月見れば/二. 久方の/三. 花の色は/四. 淡路島
五. 長からん/六. 逢ふことの/七. 人はいさ/八. ほととぎす
ピアノ組曲『木の葉集』1936 より *2/19 静岡公演のみ
序曲:楽想乱舞/散歩/人形の踊
おもいで/沈思/ロシアの田舎踊
『小曲集』1917 より
幻滅/かへりみ/をみな子よ
色あかき三日月/ばらの木/つなで
帰去来 1948
歌曲集『中国名詩五首』1948
一.春望/二.偶成/三.磧中の作/四.江南の春/五.海に浮かぶ
不盡山を望みて 1930
●アンコール(東京公演)
花すみれ
わすれな草
●アンコール(静岡公演)
海ゆかば
わすれな草
ごあいさつ (有)シン・ムジカ 蓑島晋 ~プログラムより転載~
本日は「作曲家の庭9信時潔」へご来場賜り、心より御礼申し上げます。
私の念願であった『信時潔作品による演奏会』を生誕130年という記念年に開催させていただけることになり、万感の想いです。信時は山田耕筰と並んで傑出した歌曲を生み出し続けた日本音楽界の巨人。作風は古典的かつ保守的ですが、時勢に流されず世に媚びず、自身の納得する音のみを書き続けたその質朴な作品群は、今もなお魅力を失うことなく愛され続けています。
私にとっての信時潔は、長い間「作曲家・髙田三郎の師」という位置付けでした。しかし、敬愛してやまない畑中良輔先生、宇野功芳先生のお言葉から信時潔という作曲家の価値を知り、本日演奏してくださる小川明子さん、山田啓明さんからその作品の魅力を体感させていただく機会を得ました。信時作品が、私の中のたくさんの音楽家、演奏家を繋げてくれたといえるでしょう。またピアノ組曲『木の葉集』の演奏家に悩んでいた時に“ピン"ときたのが居﨑圭さん。この企画の趣旨をお伝えする中で、その衒いのない実直なお人柄と音楽と向き合う姿勢に感銘を受けました。今日まで誠実に作品と対話し準備してくださり、本番の演奏が本当に楽しみです。
信時潔は全国各地に1000曲以上の校歌・団体歌を残しました。静岡県内でも40曲余りが残っており、その多くが現在も歌われていますが、2003年の静清合併まで長らく歌われていた『静岡市歌』も大切なご縁と感じてまいりました。また、信時はベルリンから帰国後の一時期を巣鴨(巣鴨教会近く)で過ごしています。そんな巣鴨や静岡とのささやかな繋がりを親密に感じながら両公演を開催できることは無上の喜びです。
最後になりましたが、今回も多大なご協力をいただいた巣鴨教会の渡辺善忠先生、が~ちゃんくらぶ(小川明子後援会)の皆様、そしてお寒い中ご来場くださった皆様に心より感謝申し上げます。
念願であった『信時潔作品による演奏会』を生誕130年という記念年に開催することができたのも、小川明子さん、山田啓明さん、居﨑圭さんというすばらしい演奏家との出会いがあってのことです。心からの感謝を申し上げます。そして、今回信時作品をとりあげ、接していく中で、≪作曲家の庭≫シリーズの今後にたくさんのアイディアや助言をいただいたと感じています。ご期待ください。
●東京公演(巣鴨教会)
●東京公演の昼食は、巣鴨教会近く『魚豊』の焼魚弁当でした。
●静岡公演(江﨑ホール)
●終演後の記念写真
●そして、金目鯛の煮付・・・
シン・ムジカコンサートシリーズvol.2
作曲家の庭9 信時潔(1887-1965)
~生誕130年記念~
【東京公演】
2017年2月18日(土) 14:00開演
巣鴨教会
【静岡公演】
2017年2月19日(日) 14:00開演
江﨑ホール
アルト:小川明子
ピアノ:山田啓明/居﨑圭*
歌曲集『沙羅』1936
一.丹沢/二.あづまやの/三.北秋の
四.沙羅/五. 鴉/六.行々子
七.占ふと/八.ゆめ
歌曲集『小倉百人一首より』1920-22,1928
一. 月見れば/二. 久方の/三. 花の色は/四. 淡路島
五. 長からん/六. 逢ふことの/七. 人はいさ/八. ほととぎす
ピアノ組曲『木の葉集』1936 より *2/19 静岡公演のみ
序曲:楽想乱舞/散歩/人形の踊
おもいで/沈思/ロシアの田舎踊
『小曲集』1917 より
幻滅/かへりみ/をみな子よ
色あかき三日月/ばらの木/つなで
帰去来 1948
歌曲集『中国名詩五首』1948
一.春望/二.偶成/三.磧中の作/四.江南の春/五.海に浮かぶ
不盡山を望みて 1930
●アンコール(東京公演)
花すみれ
わすれな草
●アンコール(静岡公演)
海ゆかば
わすれな草
ごあいさつ (有)シン・ムジカ 蓑島晋 ~プログラムより転載~
本日は「作曲家の庭9信時潔」へご来場賜り、心より御礼申し上げます。
私の念願であった『信時潔作品による演奏会』を生誕130年という記念年に開催させていただけることになり、万感の想いです。信時は山田耕筰と並んで傑出した歌曲を生み出し続けた日本音楽界の巨人。作風は古典的かつ保守的ですが、時勢に流されず世に媚びず、自身の納得する音のみを書き続けたその質朴な作品群は、今もなお魅力を失うことなく愛され続けています。
私にとっての信時潔は、長い間「作曲家・髙田三郎の師」という位置付けでした。しかし、敬愛してやまない畑中良輔先生、宇野功芳先生のお言葉から信時潔という作曲家の価値を知り、本日演奏してくださる小川明子さん、山田啓明さんからその作品の魅力を体感させていただく機会を得ました。信時作品が、私の中のたくさんの音楽家、演奏家を繋げてくれたといえるでしょう。またピアノ組曲『木の葉集』の演奏家に悩んでいた時に“ピン"ときたのが居﨑圭さん。この企画の趣旨をお伝えする中で、その衒いのない実直なお人柄と音楽と向き合う姿勢に感銘を受けました。今日まで誠実に作品と対話し準備してくださり、本番の演奏が本当に楽しみです。
信時潔は全国各地に1000曲以上の校歌・団体歌を残しました。静岡県内でも40曲余りが残っており、その多くが現在も歌われていますが、2003年の静清合併まで長らく歌われていた『静岡市歌』も大切なご縁と感じてまいりました。また、信時はベルリンから帰国後の一時期を巣鴨(巣鴨教会近く)で過ごしています。そんな巣鴨や静岡とのささやかな繋がりを親密に感じながら両公演を開催できることは無上の喜びです。
最後になりましたが、今回も多大なご協力をいただいた巣鴨教会の渡辺善忠先生、が~ちゃんくらぶ(小川明子後援会)の皆様、そしてお寒い中ご来場くださった皆様に心より感謝申し上げます。