2025年04月29日
【4/25東京】中桐望ピアノリサイタル -デビューから10年を経て挑む ドイツ3大B-




中桐望ピアノリサイタル
-デビューから10年を経て挑む ドイツ3大B-
シン・ムジカ 東京オペラシティコンサートシリーズⅡ
2025年4月25日(金)19:00開演
東京オペラシティ リサイタルホール
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 作品10-3
- 休憩 -
ブラームス:ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 作品5

R.シュトラウス=M.レーガー:万霊節
F.ショパン: ピアノ協奏曲第2番 第2楽章より
N.カプースチン: 8つのコンサートエチュードより 第1番プレリュード


本日はご来場くださり誠にありがとうございます。昨年、2014年のデビュー・リサイタルから10年の節目を迎え、本日こうして記念の演奏会を開催できることをとても幸せに思います。
この10年の間にポーランド留学を経験し、2015年のショパンコンクールに出場したことや、光栄なことに日本ショパン協会賞を頂いたことがきっかけとなり、ショパンが実は大の苦手だった自分が、畏れ多くもショパン弾きのようなイメージを皆様に持って頂くことができたことは本当に奇跡のような、ただただ有難く、幸運なことだったと思っています。
思い返せば2014年のデビューリサイタルは、バッハ=ブゾーニ、シューマン、ブラームス、ショパン、ラフマニノフと、どんな作曲家、作品でも幅広く弾けるピアニストになりたい!という意気込みを込めて組んだプログラムでした。
今回はそんな自分の原点に立ち返り、これまであまり積極的に取り組んでこなかったドイツ作品 -バッハ、ベートーヴェン、ブラームス- に新たに挑戦したいと思い、選曲しました。
何百年の時を経ても全く色褪せることなく、私たちの心にダイレクトに響き、様々な感情を湧き起こし、豊かに彩りを与えてくれるクラシック音楽の存在は、どんなに時代が変化しても私たちにとって欠かすことのできないものだと強く感じます。音楽を心から愛する者のひとりとして、次の10年も地道に自分の理想とする音楽や音色を追い求めていき、偉大な師匠たちから教わったことを大切に受け継ぎながら、自分というフィルターを通して伝えていきたいと思っています。
いつも応援してくださる皆様へ心より感謝を込めて。
(中桐望)