2020年02月25日
小田原音楽連盟『西由起子と仲間たち』~星野富弘の世界と日本の歌を独唱・合唱・朗読とともに
小田原出身のソプラノ歌手、西由起子さんが愛してやまない星野富弘さんの作品(詩画)を、音楽と朗読を通して紹介するコンサート。西由起子さんの歌唱は接するたびに新鮮な驚きと喜びを与えてくださいますが、今回も、なんと誠実に、まっすぐに、詩人の言葉が聴き手に届いてきたことか。その技術と音楽を高めてこられた過程がいかほどのことであったかと、ただ茫然と想いを馳せるばかり。竹村叔子さんの朗読は、重厚であり、やさしくもあり、そのスケールの大きさは、星野富弘さんの作品に生命を注ぎ、演奏会そのものを支える重要な存在であったと感じました。女声アンサンブルMint Flavoursの演奏は、知性と品格を湛えながらも、歌い手と聴き手の境目を感じさせないほどに共感度の高いもので、その音色も言葉の扱いもことのほか自然で、もっと聴きたいという気持ちを引き出すように聴衆の心をとらえて離さない、そんな魅力がありました。プログラム(下記)は、星野富弘さんの作品の魅力を、様々な角度から、あらゆる手法を駆使して、ご紹介くださり、西由起子さんの星野富弘作品への強い想いが伝わってくる、素晴らしい構成。あたたかく幸せな気持ちで会場を後にしました。


西由起子と仲間たち~星野富弘の世界と日本の歌を独唱・合唱・朗読とともに
2020年02月24日(月)14:00開演
小田原市民会館・大ホール
≪花の風≫より (なかにしあかね 曲)
プロローグ~ばら
エピローグ~ばら
朗読:竹村叔子/独唱:西由起子/ピアノ:須江太郎
≪二番目に言いたいこと≫より (星野富弘 詩/なかにしあかね 曲)
1.いつだったか 3.よろこびが集ったよりも 7.二番目に言いたいこと
独唱:西由起子/ピアノ:須江太郎
東海道線 発車音楽~湘南編
浜辺の歌(林古渓 詞/成田為三 曲/三枝成彰 編曲)
独唱:西由起子/ピアノ:須江太郎/女声アンサンブル Mint Flavours
無伴奏女声合唱による日本名歌集≪ノスタルジア≫より (信長貴富 編曲)
朧月夜(高野辰之 詞/岡野貞一 曲)
みかんの花咲く丘(加藤省吾 詞/海沼實 曲)
指揮:杉山範雄/女声アンサンブル Mint Flavours
≪木のように≫より (星野富弘 詩/なかにしあかね 曲)
1.今日は朝から雨
≪ひとつの花が咲くように≫より (星野富弘 詩/なかにしあかね 曲)
3.愛されている 5.悲しみの意味
独唱:西由起子/ピアノ:須江太郎
≪なんとかなるさ≫(星野富弘 詩/村山祐季子 曲)
朗読:竹村叔子/ピアノ:須江太郎/ヴォーカル:西由起子
同声合唱曲集≪立ち止って≫ (星野富弘 詩/なかにしあかね 曲)
1.青梅 2.鳥の宅配便屋さん 3.立ち止って
指揮:杉山範雄/ピアノ:須江太郎/女声アンサンブル Mint Flavours
女声合唱曲≪明日へ続く道≫ (星野富弘 詩/千原英喜 曲)
2.もう一度
朗読:竹村叔子/指揮:杉山範雄/ピアノ:須江太郎/女声アンサンブル Mint Flavours
主催:小田原音楽連盟
遠くに小田原城天守閣。梅も咲き始めていました。




2020年02月24日(月)14:00開演
小田原市民会館・大ホール

プロローグ~ばら
エピローグ~ばら
朗読:竹村叔子/独唱:西由起子/ピアノ:須江太郎

1.いつだったか 3.よろこびが集ったよりも 7.二番目に言いたいこと
独唱:西由起子/ピアノ:須江太郎

浜辺の歌(林古渓 詞/成田為三 曲/三枝成彰 編曲)
独唱:西由起子/ピアノ:須江太郎/女声アンサンブル Mint Flavours

朧月夜(高野辰之 詞/岡野貞一 曲)
みかんの花咲く丘(加藤省吾 詞/海沼實 曲)
指揮:杉山範雄/女声アンサンブル Mint Flavours

1.今日は朝から雨

3.愛されている 5.悲しみの意味
独唱:西由起子/ピアノ:須江太郎

朗読:竹村叔子/ピアノ:須江太郎/ヴォーカル:西由起子

1.青梅 2.鳥の宅配便屋さん 3.立ち止って
指揮:杉山範雄/ピアノ:須江太郎/女声アンサンブル Mint Flavours

2.もう一度
朗読:竹村叔子/指揮:杉山範雄/ピアノ:須江太郎/女声アンサンブル Mint Flavours


